2001年版

 
  1月29日(月)Vol.14
寝汗かいた。もお濡れ濡れ。まるで風邪引いたときの熱が下がるようなかき方。着替えようにも布団から出ればめちゃ寒いのでそれも憚れる。我慢して寝る。
温泉にゆっくり長く入ったから、体の芯まで温まったことなのねん、きっと。おかげでか、目を覚ましたらとっても体が軽いの。これが温泉効果なのかしらねえ。

7時半起床。朝食は8時。ぐっすり寝たのでヤツの頭重は綺麗に晴れたそう。
昨夜と同じ場所でご朝食。メニューは一般的だけど洗練はされてる。とり鍋が一人前ずつあって、このおだしがとっても美味。きのこ味噌汁もおいしかったわん。

食後にもう一ッ風呂と思ってたけど、外は相当の積雪。食事中も屋根からどどどと雪が落ちてきてるし、露天まで行く道も地面が見えていない。例のゴムぞうりなら滑りはしないだろうけど。だから外が見えるお部屋のお風呂に入ることに。風が出てきたようで、枝葉に積もった雪が風で落とされて、もうもうと雪煙を上げている様を遠くに見ながら最後の入浴。温まるわん。

10時にチェックアウト。お土産のぶどう氷(福島名産)をヤツが購入。Penguinと会社と自分のお土産だそうな。
新幹線指定席を11時8分のに取っておいたけど、来た時の時間を考えるとコリャ無理ね。あとの自由席でもきっと平気だから、バス最後尾でがーがーと寝る。今朝はチェーンを巻いてるからごごごごごとお尻に響くわ。

新白河に11時45分着。12時2分の新幹線自由席に乗り込み、駅で買った、マスご飯、栗ご飯でお昼にして、東京まではヤツが持ってきたネーメ・ヤルヴィのシュスタコーヴィチ6番とスヴェトラーノフ&ロシア国立のチャイ4のCDを聴いて過ごす。

バスで1時間30分、新幹線で1時間30分。大丸あすなろ荘は近くて遠い、満足度の大変高い秘湯旅館でしたわ。ちなみにびゅうでひとり27,000円。

秋葉原でCD探ししてそのままヤツ宅へ帰宅。
PizzaHutからのデリバリ夕食をワインとともに食って、のんびりと月曜の夜。
そうそう、フジのHIRO見たけど、面白いわね。そのあとのSAMPSMAPもいいわねえ。

デジカメ画像をおれのところに送ってもらったり、千趣会でヤツが買った、CDラックに彼のライブラリー5,000枚のCDを作曲家順に並べる作業。天井まで高さがあるやつだから高いところはおれが入れてやらないといけないのよ。
作業終了後、二人で乳頭温泉の温泉の素のお風呂に入って就寝。
2001.2.1 15:25記
  1月28日(日)PartUVol.13
5時半からのTBS報道特集が唐招提寺だったので、二人とも日本古代史専攻だったから食い入るように見た。6時から夕食だったけど6時半にしておいてよかった。

お食事処あすなろ亭にてお夕食。窓際の二人用掘りごたつ風テーブルの上には、りっぱなお夕食が。
食前酒**どぶろく
お通し**えのき豆腐
お重 前菜***中八幡巻、南天すじこ、千柿菊なます、鰻黄味酢し、柚子梅かん、野菜酒盗和へ、菜の花サーモン
煮物***南瓜、がんも、新筍、ふき、絹さや
山菜***ぜんまい、山独活油炒り、蕨お浸し、こごみ十念味噌
吸物***松茸土瓶蒸し
お造り**鯉、サーモン、蒟蒻
焼物***岩魚塩焼き
揚物***季節の天ぷら
酢物***莫大海寄せ、浅月、独活、山芋 酢味噌
鍋物***しし鍋
食事***蕗の薹味噌
御新香*高菜、木枯らし大根、蕪
止椀***木の子汁
果物***林檎ワイン煮
まあ、豪華。中央にしし鍋用の鉄鍋があって、脇には三々九度に使うような朱塗りの杯と指し物(正式名不詳)。福島弁ばりばりのお姉ちゃんが、土瓶蒸しを温める固形燃料に火を入れつつ料理の説明をしてくれる。こりゃ全部食えるかな、と不安になるくらいの量でやんす。
食前酒のどぶろくをまず。
杯は大きいのと小さいのが重なってる。うーむ、男女用なのねん。そうなら、おれが大きいほうでヤツが小さいほうになるわね。ぐびびと飲み干して、いやー美味い。その後、1.5合500円のお銚子を頼んで、結構それでもう酔っ払い状態。
岩魚の塩焼きとてんぷらは後から出てきて、あつあつを食べさせる気の配り様。熱いものは熱く冷たいものは冷たくもてなされるので大変満足です。

よい気分で部屋に戻るとお布団が敷かれてて、頭重がするヤツはちょっとおねんね。おれはTV。仕事が忙しかったからね、ヤツ。なんじゃかんじゃと11時近くにお目覚め後に、二人して再び露天へ。
だーーれもいないの、ふふふ。
雪もちらちら降ってきて雰囲気ばっちし。
生まれたままの姿でお湯の中で抱き合ってじゃれあって、幸せだなあ。温い方で語り合ってその後に今度は内湯へ。ここにも露天があって寝湯状態。すっかり体があったまったわ。

頭重の程は多少よくなったけどまだするらしいヤツの事を思って、布団をくっつけて就寝。しあわせなのよん。
2001.1.31 17:03記
  1月28日(日)PartTVol.12
行ってまいりましたよ、二岐温泉。

地元の雪解けのぐちゃぐちゃな道を後にして、東京駅についたのは12時。銀の鈴。まずはお昼ということで、丸の内口側の回転すし屋うず潮で、昼まっからビールを飲みながら寿司を食う。こはだ、あじ、さば、いわし。光物好きなの、おれ。
ちなみにここは平日の朝は、回転朝食と銘打って、500円で回転してくるおかずを三品選べるサービス実施中。もちろんご飯とお味噌汁つき。いんちきして四品目を取ろうとすると、ベルトコンベアがストップしてみんなが迷惑するそうな(うそ)。

1時8分のやまびこに乗車。前日から肩と首筋が張るを訴えるヤツをマッサージ。
オラ、ここはどうだ、ぐりぐり
おおお、いいっす
気持ちいいのか?オラオラ
とがらがら指定席でじゃれ合ううちに、新白河到着。あっという間の一時間半。

宿はここから送迎バスで一時間の道のり。ロータリーに止まってたバスに乗り込むと中は、おじさんおばさんばっか。つまらないわね。
おれらの後ろに陣取ったおばさん四人衆が、まあー、うるさい。典型的な欲求不満な奥様の集まりで、亭主の悪口は言うわ、噂話に花が咲くわ。このままのテンションで明日の帰りのバスもいっしょなのかと思うと気がめいっちゃうわ。

昨夜の雪のためか、駅から延びる県道も圧雪状態で、スパイクタイヤがゴリゴリと音を立ててる。峠を超えていくからこの分じゃ、1時間半はかかるかもしれない。山ん中に車が進んでいくと、バス車内も寒くなりだして、おれらは膝をきっちゃりとくっつけてたの。

羽鳥湖を過ぎ雪はますます深くなり、国道からわき道に入って、傾斜10%以上の坂を登ったり降りたりしてようやく二岐地区に。看板が見えた。大丸あすなろ荘。路線バスの停留所があったけど、夏しか動いていないらしい。
そこからくねくねと急勾配の道をバスは下りていき、最後は後尾から玄関前に進む。停留所からは楽に30メートルくらい下かしら。川原に下りてきたって感じ。積もった雪は腰まである〜。

日本秘湯を守る宿のひとつの大丸あすなろ荘は、以前にヤツは来たことがあって、その印象がとってもよかったので今回ここにしたわけ。川原にある露天風呂、おいしいご飯。期待期待。
バスを降り、玄関までは雪がなければ生垣に囲まれた細い小道で、そうね、京都の銀閣寺のような。両脇の足元には照明があるけどそれも今は座禅草のようにほっくりと。
作務衣姿の従業員さんは若いけどやさしそうなの。人情を感じさせるお宿だわねぇ、と直感しました。

ロビーで甘酒をいただいて、お部屋への案内を待ってる間もおば様たちはお喋りに余念がないのね。タフねえ。

川原も雪で見えない案内された山法師という名のお部屋は2階。和室10畳に窓際には掘り炬燵の4畳。バストイレつき。川を見ることができる眺め。二人きりになれたので、ひしと抱き合ってうりうりする。
敷地は露天風呂までの小道の脇はおれの背丈ほどある雪、雪、雪の壁。雪の大谷のような感じ。そこにも明かりが点ってて夜は幽玄な感じがするだろうねえ。ブナの原生林に囲まれた、まさに秘境秘湯でありますよ。
部屋着の浴衣に羽織を羽織るけど、普段着ないものだからいまいちお間抜けな感じ。売れない落語家みたい。ヤツはきっとサイズが合わないだろうと思ったけど、中サイズを着たらあらぴったり。羽織を召してお風呂用の巾着のようなものをぶら下げてる姿は、なんだか茶坊主みたいで大層きゃわいい。でわ早速露天風呂に行きましょう。

本館から外に出るのにスリッパからぞうりに履き替え。
これで滑らないのかしら
と不安だったが意外や意外。ゴムぞうり(東京体育館水泳場とかのトイレにあるようなゴムの突っかけ)は滑らないのねぇ。しっかりとラジアルタイヤのように雪に食い込んで、歩きやすいこと歩きやすいこと。発見だわ。

さぶいさぶい
と着替えの小屋に着いて全裸になって(あたりまえか)、まず手前の広いほうにざぶん。割りと温め。奥に(もっと川面に近い)方にはおやじどもがいたのでしばらくこちらで二人きりでくつろぐ。あああ、極楽。周りに人工的なものが何にもない。川のせせらぎが聞こえるのみ。よいですう。

しばらく後、バスで一緒だったお父さんたち三人が入ってきて、その一人がこちらに何か投げたら岩にあたって二つに割れた。みるとお盆。
あちゃーー。大失敗
と悔しそう。もう一人の手には日本酒が。もう一人はお猪口。ああああ、なるほどーー。湯にお盆を浮かべて日本酒くいっ、ってやりたかったのねん。残念ねえ、って言うかかっこわるうう。お盆がなきゃ意味なーーいじゃん。

わははははー、と笑いながら彼らは奥のお風呂に行っちゃって再び二人きり。でもこれじゃ何もできないわね。部屋に案内してくれたお兄さんが言ってたけど、お風呂は24時間入れるそうだから、ぐふふなことはもっとあ・と・で。

先に入っていたおじさんたちが奥から出て行ったので、今度はおれらがそちらに入る番。ぬるいお湯に浸かってたから、移動のときは冷気でちょーーーぶるぶる。ちじこまってしまいました。
おじゃましまーす、と雪見酒おとうさんたちの合流して、
どちらからですか?
とかのお決まりの会話を交わしたあと、
ツーショットだけど、これじゃあ、わからん雪見酒でもどうです?お盆はないけど
と誘われる。そのおやじさん、
もう成人はしたよね?
と、お猪口に注ぎながらヤツに言いやがんの。
こう見えても、30男なんすよー
とチトむっとしてるヤツ。あはははははは。未成年と間違われてやんの。おなかの出具合見ればわかんのにねぇ。
えええ?そうなんだ。二人は兄弟だよね?
なんて畳み込みやがって、
いえ、夫婦です
と切り返すこともできなかったわ。

ぐびーーとおいしくいただいて、デジカメで撮ってもらったりして、でもこっちは少し熱い湯だからもう限界だわ。
お先です。ご馳走様でした
とお礼して出て、夕食の時間、6時半まで部屋でぬくぬくしてたのでした。
2001.1.31 00:55記
  1月27日(土)Vol.11
雪掻きしたの、3年ぶり。ちづるさんとの奇跡のご対面の日だったとはっきり覚えています。
彼女は今、埼玉の同僚の家でかわいがられてるの。折れた前歯の根元から毒が入っちゃったらしくて元気なかったそうだけど、お医者様に診せて治してもらったらしいので一安心。

なんだか部長はじめ会社がごちゃごちゃ言い出したのね。退職のこと。
温泉に入ってじっくり考えてよ
と、残るように考え直して欲しいみたいだけど、マジでそのつもりないわ。300万年収アップしてくれたら別だけど。

雪掻きで肩が痛いわさ。明日温泉でゆっくりしませう。ハネムーンベイビーに乞うご期待(うそ)
2001.1.27 22:45記
  1月24日(水)Vol.10
電話番の日。10時出社。でも実際は10時半でした。
今日明日とヤツは松本出張で、10時発のあずさで行く。おれの乗った電車があずさとすれ違ったっけ。上りと下りで瞬間的に電気がびびびっと走ったんで、きっとヤツは4両目に乗っていたはず。んなことないか。

今日のお仕事は夕方に原稿受領の、TPIの料金改定版。それまではまたまたWEBうろうろ。
2カ月前におんなじような料金改定版のお仕事がきて、そのときと同程度の軽いものだろうと高をくくっていたのが間違いだったわ。
5時半に営業が持ってきた赤字原稿を見て、一気に気持ち悪くなっちゃったわ。だって、ぐっちゃぐちゃなんですもの。まさに赤字って感じで、ここまで入っていると一個一個地道につぶして転記していくしかないのよね。今夜中に印刷屋に入れたいから、得意の集中力でがしがし(c)と片付けること3時間半。
よくよくやっていくと、客のきったない字のために多く見えただけのようで、基本的には同じ赤字が繰り返し入ってて、意外と楽だった。んでも、今まで4カ月分のカレンダーだったのが断りもなく6カ月分に増えていたのにはやられたわ。入るのかしら、スペースに。

10時退社。こういう日は飲むに限る、ってことで二日続きのPenguin
面白いもので、面子が違うと同じ日本酒の量でも酔えないものね。だからBobbin
ハスキービデオファンのAっちゃんに、Asian Twinkle Videoから出てる、ハスキービデオ20巻セット1,500ドルを薦める。でも高いわねぇ。共同購入しましょっか、誰か。
そうだ、Massive Videoの情報持ってる人、いません?興味あるの。。。

最終までまだ時間があったので、再びPenguin。やいのやいのと飲んで、メールをくださった結構以前からの知り合いのスタッフがいるZIP Bar(古!今はclub zipよね)。いやはや久しぶりすぎるくらいの久しぶり。ドア開けるのにどきどきしちゃったわ。ブラッディーメアリー飲んでチェック。やだ、600円ですって。夜のPRONTよりお安い。

んー、帰りたくないの、な気分でまたまたPenguinへお帰り。かなり酔ってきたので、口がよく回ったわ。壁のカビには硝酸エタノールじゃなくて消毒用エタノール。ガーラ湯沢は降りたらベランダ。きれいな飲み方とは。夢中になってたらやだわ、3時半。久々のはしごと酒の量でいい気分のまま、タク帰宅。4時速攻就寝。ぐえ。
2001.1.25 15:23記
  1月23日(火)Vol.9
先週月曜日に面談した企業の筆記試験の日。体調悪し。ってことで、キャンセル。何人も集まってやるものでなくて、おれが希望で提示した日にちだから問題ないっしょ。機嫌がいいときにやっておきたいし。

午後2時の定時午後出社。
ちょこちょこと、昨日のお仕事をやっつけて、相変わらずWEBでスヴェトラーノフを探したり、へんてこCGIを探したりして一日終了。7時退社。
なんかさー、会社に来たらげほげほな人が多くて、余計に具合悪くなりそうね。会社ってやーねえ、とぶつくさ言いながらヤツとお食事の待ち合わせの場所に向かう。

歌舞伎町大阪屋でお好み焼き後、Penguin。3月の群響のブルックナー5番をいっしょに聴きに行くMサキが後からきて、ブルマラ話で盛り上がったりする間に、ヤツとオデコをすり合わせていちゃいちゃ。ふふ。

めちゃんこ寒くて仕方ないので、三丁目から都営地下鉄で一駅の新宿まで乗って、ヤツとはここでお別れ。JR内でマーラー大地の歌をうっとり聴いて帰宅。大事を取って1時就寝。
2001.1.25 14:34記
  1月22日(月)Vol.8
寒い週末。
今月末にヤツと行く温泉旅行の予約を取りに、びゅうへ。
お目当ての、秋田乳頭温泉鶴の湯は、2月20日まで満室だそうな。もともと人気のあるところだし、最近のテレビ露出度から言って、さもありなん、って感じなんだけど、いやはや残念。
第二希望のヤツお勧めの、福島二岐温泉大丸あすなろ荘が取れたのでお金払って予約完了。ここもいいそうな。
おれ的には24時間入浴可能な露天風呂があるところを狙ってたんだけどね。いつでも入れるところのほうがよいじゃないですか。
ふたりっきりだね
ここでヤったら燃えるよね
ぐふふふー
みたいな。あああん。
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夜からの雪は朝にはしっかりと止んでくれてて、日曜は昼頃のそのそ起きて、2時からの会社説明会へ。昨日とはうって変わって暖かい日で、襟巻きは余計だったかもしれないわ。

Webインテグレートという業界でNo.1を目指すその会社の説明会の内容は、おれにとってすごく有益なものだったの。コンサルタントからデザイン、ソリューション、アフターケアまでを一社完結で行うってとこ。外注外注の弊害をよく知ってるおれは嬉しかったねぇ。
絶対入ってやる!と意気込んだけどさ、その後の適性検査がぼろぼろ。ほら、国語と算数とやって、あとは「そう思う、そう思わない、どちらかといえばそう思う」みたいのを、マークシートで記入していくやつ。
国語と適性はまあいいとして、算数は壊滅。わかんないわよ!そんな、たけしの平成教育委員会みたいなの出題されても、ちんぷんかんぷんよ。絶対だめね、っていうか、中途採用者でそんなの分かる人いるのかしらね。疑問。

渋谷TowerRecordsに寄って真っ直ぐ帰宅したんだけどさ、なんか、頭が痛くなってきて熱っぽいのよねえ、風邪の前兆って感じ。
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そして今日。
いやーん、起きれない。あったま痛いーー。熱あるーー、でお休みしました。
ごろごろベッドで寝てたら、気づけば午後7時。寝すぎ。背中痛い。おなか減った、で、タバコを買いがてら丸正に行って、キムチ鍋の材料買ってせっせと作ってがしがし(c)と食う。

ヤツと電話して、今日は早く寝ましょうとベッドに再び入ったけど、そう寝れるものじゃないのね。
結局、3時からのCSでビルマの竪琴見ちゃって、あら、5時就寝。
2001.1.23 17:08記

 



 
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